防犯ブザーの選び方!子供から大人まで安心して使える方法とは?
はじめに
子供に持たせたり夜間の外出の際に持っていたりすると安心できる防犯ブザーは、様々な効果があります。大人にもおすすめできるアイテムなので、1つは持っていた方が安心できるでしょう。
防犯ブザーはいくつか種類があり、用途に 合わせて購入することが大切です。
今回は防犯ブザーの具体的な効果や選び方について、詳しい内容を紹介していくので参考にしてみてください。
目次
防犯ブザーの効果
不審者対策として有効な防犯ブザーですが、実際に持っているとどのような効果が期待できるのでしょうか。防犯ブザーの具体的な効果について紹介していくので、参考にしてみてください。
防犯対策としての効果
防犯ブザーは持っていることで、不審者が警戒して犯罪予防としての効果が期待できます。見える位置にわざと付けておくことで、自然に防犯対策を十分に行っていることを周囲にアピールできるでしょう。
子供にはランドセルから見えるように付けてあげると、防犯としての効果が期待できます。
犯罪に遭遇してしまった時の効果
防犯ブザーが本領を発揮する場面は、犯罪に遭遇してしまった時です。
防犯ブザーは鳴らすことで、大きな音で危険を周囲に知らせてくれます 。あまりにも大きな音なので、不審者を退散させる効果が期待できます。
あまり 力のない子供や女性でも、防犯ブザーがあれば安心できるので外出する際には携帯しておくと良いでしょう。
犯人に襲われた時や犯罪を目にした時、人は怖くて声を出せないこともありますが、防犯ブザーであればすぐに音を鳴らせるので便利です。
災害時にも効果を発揮
災害にあった時でも防犯ブザーは、有効的な働きをしてくれることがあります。万が一、がれきの中や建物の中に閉じ込められた場合、大声を常に出していると体力が奪われてしまうでしょう。
そんな時に防犯ブザーがあれば、代わりに自分がいる場所を周囲に知らせてくれます。防犯ブザーの中にはLEDライト付きの物もあり、停電した時には助けとなってくれるでしょう。
災害時に役立つ防災グッズについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
防犯ブザーが使用されるシチュエーション
防犯ブザーは痴漢や暴漢 、不審者と遭遇した時に使用して、周囲に助けを求めるきっかけを作ってくれます。高齢者なら強引なセールスを撃退する時にも役立つでしょう。
子供や女性だけでなく、成人男性でも強盗や恐喝などの予防に防犯ブザーは効果が期待できるので、持っておくと便利です。
子供から大人まで共通する防犯ブザーの選び方
防犯ブザーは子供だけでなく大人も、持っていた方がいざという時の助けになります。
ただししっかりと選ばないと、音量が十分ではなかったり鳴らしてすぐに止まってしまったりと、十分な効果が得られない場合もあります。
そういった事にならないためにも、防犯ブザーの特徴を知り自分に合ったものを選ぶことが大切です。
防犯ブザーは何を基準に選べば良いのでしょうか。
効果的な防犯ブザーの選び方を紹介していくので、参考にしてみてください。
ブザーの音量で選ぶ
防犯ブザーは周囲に危険を知らせるためのアイテムであるため、できるだけ大きい音量の物を選んだ方が良いでしょう。防犯ブザーが効果を発揮する音量は、他に騒音があったとしても聞こえる90dB(デシベル)以上の大音量なものがおすすめです。
90dBを他の音で例えるのであれば、工場の音やカラオケ店くらいの音量があると言われています。
操作方法で選ぶ
防犯ブザーを鳴らす際の操作方法は大きく分けて3つあります。
- 紐を引くタイプ
- ピンを引き抜くタイプ
- ボタンを押すタイプ
それぞれに特徴があるので、自分に合ったものを選んでください。
紐を引くタイプ
子供に持たせることが多いタイプとして、紐を引くタイプの防犯ブザーが人気です。
ランドセルに付けた状態のまま音を鳴らせるので、とっさに防犯ブザーの紐を引きやすいのも特徴となっています。
注意点としては、首にかけておくと不審者が防犯ブザーを奪おうとして、 首が絞まってしまう可能性があるので、ランドセルのショルダー部分に つけるなど別の場所に付けておきましょう。
ピンを引き抜くタイプ
ピンを引き抜くことで音が鳴るタイプの防犯ブザーは、一度ピンを抜くとピンを戻すか電池がなくなるまで音が鳴り続けます。
もしもの時もピンを引き抜くだけで簡単に音を鳴らすことができ、不審者も簡単に音を止められないので、相手の気を動転させ、周囲へ危険を知らせやすいのが特徴です。
ただし、完全にピンが抜けてしまう防犯ブザーは紛失の恐れがある為、ピンが抜けきらないタイプのものがおすすめです。
ボタンを押すタイプ
ボタンを押すことで音が鳴る防犯ブザーは、とっさの場面でも簡単に音を鳴らすことができるので、誰でも扱いやすいタイプとなっています。
ただし、ボタンを放すと音が鳴らなくなるので、紐やピンを併用しているタイプがおすすめです。
デザインで選ぶ
防犯ブザーのデザインは、防犯ブザーとすぐわかる見た目の物から、大人の方でも持ちやすいパスケースやライトの形をした物もあります。そのようなデザイン面で選ぶのもひとつのポイントです。
ここでは子供用と大人用それぞれでおすすめのデザインを紹介していきます。
子供は一目で防犯ブザーとわかるデザインがおすすめ
子供に防犯ブザーを持たせるのであれば、周囲に防犯ブザーであることがわかるようなデザインの物がおすすめです。防犯ブザーとわかるだけで、犯罪予防にもなるので効果が期待できるでしょう。
できるだけ目立った方が不審者は警戒するので、ランドセルや服装とは異なる色の防犯ブザーを選ぶことが重要です。LEDライト付きなら、さらに周囲に気付いてもらいやすいのでおすすめになります。
大人はシンプルなデザインがおすすめ
夜間の1人歩きが多いなどの理由から、大人の方で防犯ブザーを持っておきたい方はシンプルなデザインの防犯ブザーがおすすめです。
LEDライトやキーホルダーなどの姿をしたデザインの物であれば、自然な形で持っておけるでしょう。
簡単に止められないものを選ぶ
ボタンを押すことで音が鳴るタイプは便利ですが、防犯ブザーの音が止められてしまっては意味がありません。中には簡単に音が止められないタイプの防犯ブザーもあるので、使い勝手から選択することをおすすめします。
ただ子供に持たせる場合、止め方を何度も教えておかないと誤作動で鳴ってしまった時に、音が止められずにトラブルつながる可能性があるので注意が必要です。
防水性・耐久性で選ぶ
子供に防犯ブザーを持たせる場合、ランドセルに付けてあげることが多いでしょう。しかしランドセルに付いていると、子供が乱暴にランドセルを置くことが多いので故障の原因になってしまうことがあります。
そんな時は耐久性がある防犯ブザーを選んだ方が長持ちするだけでなく、とっさの時に鳴らないといったトラブルが起きにくいでしょう。
またランドセルに付けていると、雨にさらされることも加味して耐水性のある防犯ブザーを選ぶことをおすすめします。
電池の種類で選ぶ
防犯ブザーは、主に電池を入れることで稼働するものがほとんどです。電池の種類は様々で、ボタン電池で動くものから単4電池で動く物もあるでしょう。
どの電池で稼働するのかによって、防犯ブザーを決める方法もあります。ただ電池は入れっぱなしになるので、自然と電池は消耗していくので注意しましょう。
使用していなかったとしても、しっかり稼働できるように半年に1回は電池交換することをおすすめします。
ライトやGPSなどの便利な機能で選ぶ
防犯ブザーとして音が鳴るだけでなく、ライト機能が付いている商品もあります。周囲に危険を知らせてくれる時に、音だけではなく光を出すことで夜間でも居場所がわかりやすくしてくれるでしょう。
また夜に帰宅する際に、鍵を探す時などにもライトが付いていると便利に活用できます。
他にもGPS付きの防犯ブザーもあり、子供の現在の居場所などを知らせてくれる機能性の物もあるでしょう。防犯ブザーが鳴ると、位置情報がメールなどで知らされてくれるものもあるので安心です。
ただGPS機能付きの防犯ブザーは、比較的高価なので購入する時は予算などとも相談しましょう。
全国防犯協会連合会推奨の優良防犯ブザーを選ぶ
「全国防犯協会連合会推奨の優良防犯ブザーを選ぶ」といわれても、ピンとこない方も多いでしょう。
まず全国防犯協会連合会とは、「覚醒剤等薬物乱用防止」「風俗環境の浄化」「暴力団排除」などの活動を通して、防犯知識の普及を行っている公益財団法人で「全防連」とも呼ばれています。
全国防犯協会連合会では、一定の性能を有する防犯ブザーを普及すべく、それに必要な性能基準を独自に設けています。防犯ブザーの製造者、輸入・販売者の申請のもと、定めた基準をクリアできているかの審査を行い、その審査を通った防犯ブザーだけが「優良防犯ブザー」と認定されます。
防犯ブザーを選ぶときには、できるだけこの全国防犯協会連合会が推奨する優良防犯ブザーを使用するようにしましょう。
詳しい内容については、全国防犯協会連合会ページで紹介されています。
防犯ブザー購入後にやっておくべきこと
防犯ブザーを購入したら、いつでも使えるように取り付ける場所や使い方、正常に動作するかの定期点検を行う必要があります。ここではその購入後にやっておくべきことを紹介します。
取り付け方を決める
防犯ブザーを購入した後は、どこに取り付けるのか位置を決めておく必要があります。
防犯ブザーをランドセルやバッグの中に入れておくと、いざという時に取り出す前に危害を加えられたり、バッグもろとも奪われたりと、逆効果になってしまう危険性もあります。
危険を察知した時にすぐに鳴らせるように、手が届く場所に付けた方が良いでしょう。
子供におすすめしたい取り付け方
子供のランドセルに防犯ブザーを取り付ける方は多いと思いますが、すぐに手が届かない位置に取り付けることはあまりおすすめできません。最近ではショルダー部分に防犯ブザーが取り付けられるフックがあるので、ここに付けておけば手が届くので安心です。
ランドセルを持っていかず友達の家に遊びに行く時にも同じように、手が届く場所で目立つ位置に防犯ブザーを取り付けるようにしておきましょう。
大人におすすめしたい取り付け方
夜道を歩く機会が多いなど、大人の方も防犯ブザーを持っていた方が良いケースもあります。大人でも不審者がいた場合には慌ててしまうことがあるでしょう。
そのため、バッグの中に入れておかずに手が届く場所に取り付けておくことをおすすめします。キーホルダーのように付けておけば、とっさに手を伸ばして鳴らすことができるでしょう。
使い方を練習して忘れないようにする
取り付け位置を決めた後は、使い方についても忘れないよう練習しておく必要があります。特に子供は防犯ブザーの使い方を知らないことも多く、誤作動を起こしてしまう子供もいるでしょう。
入学前に鳴らし方や正しい止め方を教えておき、どのようなタイミングで鳴らせば良いか何度か練習しておきましょう。
いざという時にブザーの大きな音に驚いて慌ててしまわないよう、実際に鳴らしてみることも大切です。
月に1回程点検をする
防犯ブザーはランドセルやバッグ に取り付けるため、どこかにぶつけたりして故障する場合や、電池切れが起きる場合があります。そのため、いざ使う時に音が鳴らないという状態に陥ってしまう可能性もあるでしょう。
本当に危険が迫った時に音が鳴らないのは危険なので、月に1回は点検を行い作動するかどうか確認しておくことが求められます。
防犯ブザーの効果的な使い方
防犯ブザーを使う準備ができたら、実際に使うシチュエーションを想定して、いざという時にすぐ使えるようにしておきましょう。
ここでは防犯ブザーの使い方についてご紹介します。
身の危険を感じたらためらわずスグに鳴らす
基本的な使い方は説明書をよく読み、いざという時に躊躇わずに鳴らすことが大切です。身の危険を感じた時には、すぐに防犯ブザーを鳴らすようにしましょう。
継続的に鳴らす
防犯ブザーが誤作動で鳴ることはあっても、間違えて鳴らした場合にはすぐに音が鳴り止むことが多いでしょう。そのため、継続して音を鳴らすことで緊急性が高いことを周囲に知らせるきっかけになります。
また継続的に鳴らすことで、不審者も警戒して逃げ出すことがあるでしょう。
声も出せたら出す
防犯ブザーの音も大きいので、周囲に異常が発生したことを知らせることはできますが、一緒に声を出した方が緊急性を伝えることができます。
不審者と出会った時は声を出せないこともありますが、勇気を振り絞って声を出しましょう。
鳴らしたら投げて逃げる
防犯ブザーの有効的な使い方は、鳴らした後に逃げるということです。鳴らし続けている防犯ブザーを持ったまま、あるいはバッグやランドセルにつけたまま逃げてしまうと、不審者が音を止めるために追いかけてくる可能性があり逆効果になってしまう場合もあります。
そのため防犯ブザーを鳴らした後は逃げる方向と逆へ投げて、その間に逃げれば不審者から逃げだすことができるでしょう。
ランドセルなどについたままであれば、ランドセルごと置いて逃げることが肝心です。
子供と大人におすすめの防犯ブザー2選
ここでは、サンエス技研で取り扱っている防犯ブザーの中でも特におすすめの2つの商品をご紹介します。
全て全国防犯協会連合会が優良防犯ブザー推奨品として認定されている商品ですので、いざという時にも安心してお使いいただけます。
子供におすすめの防犯ブザー「防犯アラーム スケット」
サイズ | 約W46mm×H87mm×D30mm |
---|---|
カラー | 蛍光イエローのみ |
材質 | ABS樹脂 |
重さ | 55g(電池含む) |
使用電池 | 単4電池(マンガン)×2本付き |
音量 | 93db(1m離れた距離で測定) |
連続吹鳴時間 | 150分以上 |
価格 | 583円(税込) |
おすすめのポイント
大音量で周囲に危険を知らせる「防犯アラーム スケット」は、防犯ブザーとわかりやすい見た目で存在感のあるデザインです。ランドセルショルダーの金具につけやすいように、キーホルダーはフックタイプになっており、固定用のマジックテープも装備しています。
防滴仕様になっているので、雨に濡れても簡単に壊れるようなことはありません。
ブザーを鳴らす紐の部分には反射材が含まれているので、夕方や夜間の持ち歩きに向いています。
また、全国防犯協会連合会の優良防犯ブザー推奨品となっているので品質面でもご安心いただけます。
防犯ブザーの使い方
防犯ブザーの鳴らし方
緊急時に紐の部分を引いてピンを抜き、ブザーを鳴らします。(ピンは抜けきらない紛失防止タイプです。)
防犯ブザーの止め方
危険を回避したら、ピンを元に戻してブザーを止めます。
電池交換の方法
電池交換には精密プラスドライバー(No.0)が必要です。
※防犯ブザーは定期的に点検を行い、ブザー音が小さくなったら早めに電池交換してください。
大人におすすめの防犯ブザー「防犯アラーム グリップ」
サイズ | 35φ×90mm |
---|---|
カラー | ネイビーのみ |
材質 | ABS樹脂 |
重さ | 66g |
使用電池 | 単4電池(マンガン)×2本付き |
音量 | 92db(1m離れた距離で測定) |
連続吹鳴時間 | 150分以上 |
価格 | 660円(税込) |
おすすめのポイント
「防犯アラーム グリップ」は、一見すると防犯ブザーに見えないデザインなので、大人の方でも持ちやすいタイプの防犯ブザーです。また、ライトとしてもお使いいただく事もでき、防滴性にも優れているため、防犯対策以外にも防災対策用としても使いやすいです。
音量も92dbと大音量タイプなので、いざという時にしっかりと効果を発揮してくれます。
キーホルダーはフックタイプなので、バッグやベルトループなど、どこにでも取り付けやすくなっています。紐の部分には反射材が含まれていますので、夜間に出歩くことが多い方には特におすすめです。
こちらも全国防犯協会連合会優良防犯ブザー推奨品となっているので品質面でもご安心いただけます。
防犯ブザーの使い方
防犯ブザーの鳴らし方
緊急時に紐の部分を引いてピンを抜き、ブザーを鳴らします。(ピンは抜けきらない紛失防止タイプです。)
防犯ブザーの止め方
危険を回避したら、ピンを元に戻してブザーを止めます。
電池交換の方法
電池交換には精密プラスドライバー(No.0)が必要です。
※防犯ブザーは定期的に点検を行い、ブザー音が小さくなったら早めに電池交換してください。
まとめ
防犯ブザーは子供だけではなく、大人も持っておいた方が良いアイテムです。ライト付きの防犯ブザーなら、災害時にも役立つので持っておいて損はありません。
防犯ブザーにも種類があるので、自分や子供に合っているタイプはどんな物なのか吟味しておきましょう。
電池切れなどが起こらないように、定期的に確認していざという時には使えるようにしておいてください。